旅の終わりに

一ヶ月のアジア周遊旅行が終わった。

シンガポールに降り立ったときには暑さにめまいがしてこの先進めるか心配だった。

ジョホールバルの屋台では見た目の悪い料理に驚いたが、味わってみると意外にいい味で元気が出る。

初めて陸路で国境を越えた。振り返って達成感にニヤケる。

トゥクトゥクと値段交渉する面倒くささと楽しさ。ボッタくられて後から腹が立つが、いい。

日増しにアジア価格にシビアになる。言葉も通じない値段交渉もうまく出来るようになった。

憧れの世界遺産もたくさん見れた。旅先で友人にも逢えた。東南アジアは日本製品でいっぱいだった。車をはじめエアコン、電化製品、レアなものを目にすると嬉しくなる。

「東南アジア」旅行に行く。または行ってきた。と、話すと「ニヤッ」とする輩がいる。

終いには「病気もらうなよ」とか変な言いがかりを平気で言う。

きっと買春旅行と勘違いしているからだろう。そう思い込んでいる。そんな先入観があるからだろう。実に嘆かわしい。

確かにそんなツアーも実在したことがあったらしい。いや、あった。それ目的で旅をする人もいるだろう。だからといって否定する必要はない。

しかし、身に覚えもなく目的も違う旅人に向かって言うことか!?少なくとも自分は買春目的で東南アジアを訪れたことは一度もない。アホらしくて反論する気にさえならない。

夜の街が嫌いではないのでそれなりの知識や話の種としてネオン街をうろつくことはある。

そんな先入観を持っていること自体が恥ずかしいし失礼極まりない。この日本こそ欲望が渦巻く、なんでもありの国。それを輸出して隠れて愉しむため、東南アジアや貧しい国を利用していることがあると言う事を思い出すべきだ。

とにかくアジアは楽しい。友人と旅するのもいいが一人旅がおススメ。出来れば2週間以上の旅が望ましい。サラリーマンには難しいが、少しずつでも世界を見よう。

やっと東南アジア、旅はこれから。

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